Calf kick

カーフキックとかいうそうです。昨今なんでも横文字にする風潮が不愉快なのですけれど、確かに「脹脛蹴り」では語呂が悪いですね。昨年末TV放映された格闘技の大会で話題になったのだとか。当ラボの下段蹴りは基本がこのカーフキックでした。知らない人が多い=防御され難いという優位性が消失したようです。とはいうものの、別段左程に珍しい技でもありません。古くからあり、蹴り方はともかく、取り入れている流派も多々あります。繰り返しますが、ただの下段蹴りです。しっかりカット(つい横文字を使っています)すればどうということはありません。ただし、ガードし難い構えがあります。それが総合格闘技に多い、両足を大きく開き、腰を深く落とした”沈なる身の構え”です。腓骨は脛骨に比べとても細く、折れやすい骨です。また、膝下辺りから腓骨に沿って、太い神経が放射状に広がっています。蹴られ慣れていないと、強打により痺れて立っていることができなくなります。珍しい技で勝つ、というのはなにやら本物の決闘のようです。しかしエンターテイメントとしてはどうなのでしょう。物議を醸しそうなと余計な心配をしてしまうのですが・・。

今後流行るか、というとそんなこともないと考えます。体格差、間合、角度、蹴り方によっては、攻撃側にリスクの高い技でもあります。

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