2018.03.05 09:00古流武術地元で実戦空手の一派を主催する知人が古流空手に入門したという話を思い出しました。理由は「極めたいから」だそうです。外国人の内弟子と共に過酷な基礎稽古を受けたとか。気持ちは理解できるのですが。僕は多くの古流派に対して批判的です。実戦とかけ離れた夢想的な技をさも誇らしげに語る点が理解できません。この古流派も「両目に指を突刺し眼窩低を引き剥がせ...
2018.02.27 09:00喧嘩無敗格闘技経験が無いのに、喧嘩では負け知らずというような人はどこにでもいます。はたしてどのくらいの強さでしょうか。そういう方のファイティングスタイルはほぼ同じです。まず先手。吸っている煙草やライターを投げつけるフェイントに加え、飛び蹴りなどの奇襲。強烈な押し出しと、フルパワーの連続攻撃。打たれ強さとある程度のスタミナ。そして周り地形事物のすべ...
2018.02.21 08:35柔道弱い?打撃系格闘技のある流派において、摑んだ手は「死んでいる」と見做します。そうでしょうか?格闘技経験のない方のいわゆる「取っ組み合い」においてさえ、無意識に相手の両肩を押さえる行為は、相手の打撃を防ぎ、弱める効果があります。もしあなたの肩口や襟首を掴んできた相手が柔道の有段者だったら、ーーーー次の刹那、あなたは固いアスファルトの上に叩きつけら...
2017.05.20 19:15Professional Wrestling格闘技における完全な勝利とは? 一つの考え方として、相手の得意技を含めたすべての技を受けて、それに耐えるというものがあります。その上で相手を倒せば、これこそ完全なる勝利でしょう。(個人的には一発も受けないことをお勧めしますが)一般的にプロレスラーというのはそういった人たちです。間違いなく強いのです。プロレスラーや相撲レスラーに一度でも接触...
2017.01.19 17:06超リアル系?批判的なことはあまり書きたくないのですが、少しだけ赦してください。研修生の一人が、ストリートファイトを扱った漫画の技が実際使えるかと訊いてきました。内容は打ってくるストレートパンチを避けて流し、外側からその肩を掴み相手の体制を崩すというのです。漫画に書いてあることなど真に受けてはいけないと告げると、その漫画は超リアル系と謳い、しかも作者が...
2017.01.10 18:27Knockdown失神は危険です。睡眠とは異なり、医療麻酔による意識の無い状態と同じで、何をされても痛みを感じません。つまりは殺されても気づかないのです。強烈な殴打により失神した相手の体の一部を切除する、などという酷い事件が起きています。それほどに、格闘中失神することは危険なことであり、即ち、失神するほどの直撃を受けてはいけないということです。見えている攻...
2017.01.02 12:54虎との闘い猫科猛獣の捕食は無慈悲で恐ろしいものです。待ちかまえ、鋭い爪で組みついては押し倒し、頭部や首を狙い、咬み附いてあっさりと殺します。逃げ回る相手を捕らえ、致命的な攻撃を確実に当てる。これは昨今流行りの総合格闘技と同じメソッドです。それほどに総合格闘技を遣う相手は危険ということです。しかし、対処法が無いわけではありません。虎やライオン同士の闘...
2016.12.28 07:51ルール無用 当ラボで研修していただく格闘技や護身術は、あくまでも実戦だけを念頭においたものです。ですからルールの概念はありません。むしろルールは、危険な概念として禁忌なのです。(勿論、将来修めたい格闘技のルールに沿ったトレーニングも可能です。) ほとんどの格闘技で禁止されている「金的・目潰し」を有りとして闘うなら、そのスタイルは、全く別なものとなり...